2011年6月16日木曜日

ハーレー VRSCDX ナイトロッドスペシャルを買って3カ月の感想

2011年4月からVRSCDX ナイトロッドスペシャルに乗ってる。




買う前や納車までの間、VRSCDXに関するあらゆる情報を漁った漁った。

V-RODファミリー乗りの短い感想や、ガッツリカスタムにハマっている先輩方の提供してくれる情報はあったが、詳細な“V-RODというバイクの感想”を書いているものがあまりなかった気がするので、自分がV-ROD乗る前~3カ月現在までの素直な感想をポストしてみようと思う。


⇒その後の『ハーレー VRSCDX ナイトロッドスペシャルを買って15ヶ月の感想』を書きました。



■VRSCDXを選んだ理由

一言でいうと、一目惚れ。

初めて普通二輪の免許を取ったのが3年前でその時はYAMAHAのDRAG STAR400に乗っていました。
バイクに憧れたきっかけはコテコテですが「EASY RIDER」。


ハーレーの種類についてまったく知識がなかったのでお店に行ってカタログを眺めて一番かっこいいと思ったのがFLSTFB(ファットボーイロー)

ターミネーター2のシュワちゃんで知ってたからか、俺の中ではザ・アメリカンってイメージだった。
んで、ファットボーイローに一番似てる感じの中型バイク=DRAG STAR という感じ。
(なんでDRAG STAR CLASSICを選ばなかったかは自分でも不明)



好きな形にカスタムして1年半くらい乗って、やっぱりハーレー乗りたいな、と。

いろんなところを見て回ってチョッパー、クラシック、ボバー、ツーリンングなどいろんなスタイルを知っていくうちに、よくわからなくってしまった笑

ある日、店でVRSCDXの実物を見たときにカタログでは特になんも反応しなかった俺のレーダーが振り切れ、ルックスに心奪われてしまい、購入に至る。



■スペック


全長: 2,460mm
全幅: 875mm
全高: 1,120mm
ホイールベース: 1,715mm
最低地上高: 130mm
加重時シート高: 660mm
車両重量: 302kg
エンジン型式: Revolution
燃料供給方式: インジェクション
排気量: 1,131cc
ボア×ストローク: 100.0×72.0
圧縮比: 11.3:1
最大トルク:100Nm/7,000rpm
フュエルタンク容量:18.9l
燃費(ハイウェイ):20.0km/l
(市街地):15.7km/l



※2007年式なのでABSとスリッパークラッチは搭載されてない。
※当方身長178cm。


■乗車ポジション
他のモデルに比べたらノーマルの状態は非常に乗りづらいと思う。

車高は低いので足つきは良いが、フォワードコントロールでフットペグのポジションが遠い&ハンドルが他のVRSCファミリーより遠く、かなりの「く」の字体勢になる。



ハンドル交換はオススメ。
俺はVRSCD(ナイトロッド)のハンドルに交換した。



ミドコン移設キットが出てるので、ポジションがキツいけどどうしても乗りたいという人におすすめ。
(かなり高いけどね・・・汗)



■エンジンの振動
はっきり言って他のツインカムやエボリューションエンジンとは別モノです。
いわゆるハーレーのドコドコ感はまったくない。
振動自体がないわけではないがストロークが短いエンジンなので、カッコよく言うとBPMが速い小刻みな“ビート”って感じ。



■エンジン音
ノーマルマフラーはものすごく静か。
スロットルを開けるブォーンって音よりも、同時に吸気をする音が以外と大きくてかっこいい。



「ボスキャラの呼吸」みたいな感じ(笑)



■エンジン熱
これがVRSCDXの最大の難点かもしれない。
エンジンがとにかく熱くなる。



晴れの日にジーパンを履いていて下道で長めの信号待ちをしている時はエンジン切るレベル。
半パンでの運転はマジで火傷の危険があるので注意。



■ファン
水冷エンジンなのでラジエーターの裏にファンがついていて、冷却水が温まってくるとファンが回りだす。


このファンの音がわりとうるさい笑
上記のとおり、すぐエンジンが熱くなっちゃうの頻繁にファンの音は聞くことになる。



■走り心地
“ザ・直線番長”。
車体も長いし、かなりのワイドタイヤを履いてるのもあって曲がらない。
(それに俺はあまり運転は上手くないから倒すの怖い。。。)







■加速
ドラッグレースマシンがベースのモデルというだけあって加速力はとてもグッド。
特に100km/hからの加速に驚く。
「まだいけんの!?」って。※スピード違反注意
体に無理しないでの高速走行は110~120km/hで余裕な感じ。

ただ低速走行が苦手で、ローギアに入れて15~20km/h以下でクラッチをつないでるとがっくんがっくんなる。
低速からの加速がないわけではないので、信号が青に変わった瞬間ドカンっと飛ばすと気持ちいい。



■山道走行
パワーはあるので「苦しい」という印象はないけど、曲がらないのでスピードは出せないw
テクニックがある人はもっと倒して曲がれると思うけど、車高が低いので倒しすぎると車体やマフラーが擦ります。思ったよりすぐガリっていくらしい。



■クラッチ
俺が乗ってる2007年式は油圧式なのでクラッチはとても重い。
教習所のCB750よりも全然重い。
低速走行が苦手なので街乗りは半クラッチが多くなるので覚悟が必要。

VPクラッチというクラッチを軽くするのが出てるけど結構お値段が張ります。
女性や握力に自信のない人は、スリッパークラッチ導入でいくらか軽くなった08年式以降を購入されることをおすすめします。



■ブレーキ
ブレーキパッドがちゃんと残ってれば問題なし。
「ハーレーは止まらない」みたいな感じは全然しなかった。
ただ300kg超の重量なので常に減速は早めにしたほうがいい。



■エンジンブレーキ
翌年モデルからスリッパークラッチ(急激なシフトダウンによる衝撃を軽減するしくみ)がついているくらいなので「どんだけエンジンブレーキ効くんだよ」とビビッてたけど、そこまでガクンッ!となる感じはなかった。
ローギアに落とした時のエンジンブレーキの効きはやや強めかも。



■重量
さすがに300kg超はやっぱり重い。
ちょっとした坂でも押していくのは相当キツい。
坂道での停止はけっこう神経使う。
重いぶん、高速走行は非常に安定している。



■すり抜け


タイヤは太いの履いてるけど、本体は意外とナロー。
俺はサイドバッグをつけててもすり抜けでぶつかったことはまだない。



■計器

左  :タコメーター
中央:スピードメーター
右  :ガスメーター

ガソリン残量表示がけっこうくるうというウワサを聞いたことがある。
1回だけ満タンにしたはずが半分くらいを指してたことがあったけど、それ以外は問題なし。




■燃費
わりとハイオクをゴクゴクと飲み干します。
13km/Lくらいかなぁ。燃費はよくない。

タンクの容量は約19Lあるので、満タンの状態で250kmくらいは走れる。
大体200km走ったらスタンドを探してます。



ガソリンタンクに見えるのはエアクリボックス。
パカッと開けるとたまにスタンドのお兄ちゃんにビックリされる笑




■積載量
シートを開けると配線類の下にちょっとだけスペースが空いてます。
マンガの単行本が2冊分くらい。
ステーがあれば簡単にバッグが着けられるのでご参考まで。




■見た目


御覧のとおり、他に類を見ないバイクであります。
いろんなところで話しかけられます。(これホント)
あまり台数も多くないのでハーレー乗りの人からもけっこうチラ見&ガン見されます。



と、気になるトコはこんな感じでしょうか。







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